フリーランス夫婦って大変?経済面から見る傾向と対策
親や友人、知り合いから、フリーランスで最も心配されるのが、経済面です。
どのように仕事をもらって、どのような収支管理で生活しているのか?
さらに夫婦ともに自営業だと、入院や事故などの緊急時を懸念されがちです。
今回は心配に思われやすい経済面と対策について解説していきます。
仕事が取れないと収入は0、貯金を切り崩すことになる
フリーランスとして働くと、取引先やお客様が納得していただけない限り、報酬はありません。
相手へ貢献しなければ、なにもいただけないということです。
しかし残酷にも、仕事の有無に関わらず、仕事に必要な支出や家賃などの生活費は発生しつづけます。
最低限度の支出が払えないといけません。
万が一、収入の予防線を張らないと、自営業の継続不可能もありえます。
自分だけの生活ならまだ良いですが、守る家族がいる場合は、なおさらです。
フリーランスの最も懸念である報酬面は、シビアに考えることが重要です。
お金の「入り」よりも、「使い方」を徹底する
収入のコントロールは、なかなかできるものではありません。
クライアントさんとの交渉で契約金額が変わることもあれば、商品・サービスの利益率も異なるからです。
また入金の遅延なども発生しうることから、毎月の収入総額が変動することもしばしばあります。
そのため収入に全幅の信頼を置くことは、大きなリスクになり得ます。
変動性のある自営業の収入ではなく、自分がコントロールできる支出から見直すことが大切です。
毎月必ずかかる家賃や車などの固定費を、すぐに削減することは難しいですが、食費や交際費、娯楽費は調節しやすいといえます。
毎月必ず払う支出を見直して、どのくらいの収入が必要か逆算をしましょう。
良いサービスを生むために、時間とお金を惜しまない
事業継続のため、まずは支出を徹底して見直すことは大切です。
しかし、事業継続の「守り」ばかりではなく、商品やサービスの質を高める「攻め」の支出も見逃してはいけません。
現代の社会情勢や政治体制と共に、クライアントさんの要望は変わります。
コロナ禍における需要の変化を見れば、一目瞭然です。
飲食業では、店内飲食ではなく、テイクアウトや配達による在宅内の食事が増えました。
イベントは会場内での開催ではなく、オンラインイベントが増えました。
展開方法が変われば、クライアントさんの要望も変わります。
そのため、質の高い商品を使ったり、サービスを体験し、自身のサービスに転用できるかどうか、思考し続けることが肝要です。
支出管理に落ち着くことなく、「攻め」の資金と行動も必須だと考えます。
奄美大島で宿泊した、1人約5万円のホテル。
数ヶ月に1度は、夫婦ともに一流に感動し、どのようにサービスに活かすかワクワクしながら思考する。
継続した活動のための資金管理を行いつつ、自分やパートナーも大切にする
フリーランスとは自由なイメージがある反面、自律性を求められる生き方だと思います。
参考:【自由の裏には責任あり】フリーランスの仕事や生活について解説します
会社員であることも、自営業であることも私は手段だと思います。
その行動の先に何があるか、結局は目的が重要です。
目的を達成するためには、気合や根性だけではなく、行動しつづけるための体力も必須です。
フリーランスは収支管理や確定申告、健康保険など、自分でやらなければならないことがとても多いです。
しかしそれらを差し置いても、より自由な生き方でかつ、お客様と近く仕事ができるのは魅力的です。
さとりえ企画室では、フリーランスの実態を発信していきます。
これからフリーランスや夫婦になられる方のご参考になれば嬉しいです。